ザ・プロ 4

今日のザ・プロは電気屋さん。

今回は職人さんからの自己推薦。

このコンセント。

対面キッチンのカウンター脇の側板に取り付くコンセント。

一見すると何気なく納まっていますが、

ぐるっと回りつつ側板のウラを見てみると

コンセントの真裏は

開かれた棚。

コンセントはカウンターのすぐ上のはず。

なのにその板の裏にでっぱりも電線も何もない。

通常コンセントを設置するには少なくても3cmくらいの空間があってその空間で電線の処理なんかするんですけど、それが見当たりません。

コンセントの取り付く側板の厚さはせいぜい3㎝。

電線、どうなってるんでしょうか!?

で、納まったの見て、おぉ~すげぇーって言ってたら

設置した電気屋さん

「これ、俺にしかできませんよ」

てことで自己推薦のコンセント。

原口

ひかない水

コンクリートやモルタルを打設した後、表面を仕上げるためにオサエという工程があります。

水を含んだ材料の表面を整えるんですが、打ちたてから時間の経過とともに表面の水が引いていきます。

だんだん乾いていくような感じです。

乾いていかないとこのオサエができないんです。

途中でも何度か͡コテでなでるんですが、湿度とか気温、下地の状況によっては全然水が引かないこともあるんです。

そんなモルタル仕上げを先週の温度の高い日を選んで左官屋さんに施工してもらいました。

玄関部分です。写真は打設翌日の朝。

一目瞭然、手前の段の部分は地面に水が浸透しやすいので早めに水が引いたいるので白っぽい灰色。乾きが早いのが分かります。

それに比べ、2段登った広い部分。

ここは下地が厚いコンクリートだし、風も通りずらいので乾きが遅い。まだ黒っぽい灰色。

打設当日は水の引きが悪いので朝8時から始めた作業を終えたのは20時頃。

特にこの時期は大変なんです。

時折、水引き促進としてこんな技も披露してくれました。

新聞紙で水を含ませつつオサエる。

職人さんのおかげで凍ることもなくキレイに仕上がりました。

原口

プロフェッショナル~オモダカの職人達~ 01

新しいシリーズ、ザ・プロフェッショナル。

記念すべき第1回目はコーキング。

外壁材の柄の貼り分けをした現場の一枚です。

材料はサイディングと呼ぶタテ45cm、巾は3mほどの板を切って貼る方式です。

板どおしの隙間はゲル状の材を充填して止水します。

コーキングの色は外壁に合わせてそれぞれ作られています。

そこで、今回のように貼り分けしてる時ってコーキングはどうなってるんだろうと見てみました。

すると、(わかりずらいので大きな写真で)

なんと、打ち分けていますよー!

打ちたてはまだまだやわらかいコーキング、2種類がどの状態で隣り合ったのでしょうか?

職人さんにすぐにでも聞いてみたいところですが、なんか野暮な気がするので次の機会に盗み見しようと思います。

原口

ザ・プロ オモダカ

今回は左官屋さん。

今回の現場では外壁にヌリモノ、左官屋さんが現場で仕上げる外壁が採用されました。

この状態になるには雨仕舞、木の下地、ヌリモノの下地、ヌリモノがよくくっつくようにするための下地、下塗り、中塗りと実に6つもの工程を経ています。

写真は外壁の下のほうで塗りじまいの部分。

基礎との間に水切り板金が取り付いています。

まっすぐ平らに塗られていますね~。

こちらも塗りじまい部分ですが先ほどと違って下から見上げる部分。

下から見上げるので水切り板金を入れていません。

ピッ、ピッ、ピッと角の出た左官屋さんの仕事が光ります。

あぁ、NHKの番組に出てもらいたいくらいだ。

原口

ザ・プロ 

今日は大工さん。

こちらは現在進行中の設計事務所さんの指示をいただいて進めている現場。

収納付きベンチです。

寄りかかる背中のところが斜めです。

この斜めに対して座る座面と頭近くのカウンター部分は水平。

と、いうことは斜めと水平の取り合いが2つも出てきます。

さて、うまくいくのでしょうか?

分かります?

上の部分と下の部分。

上は背中の板とカウンターの両方の木口を斜めに切っています。

下の部分は背中の板だけを斜めに切っています。

直角(90度)であれば互いに45度に切れば納まります。”トメ”って呼ばれる納めです。

45度同士ならば現場の道具で対応できます。

が、このような角度の場合、どうするんでしょう?

コンピューターで書けば簡単に角度は出ますが、実際にはそこまで精度の高い道具は現場にはないのです。

となればもう、大工さんの腕でおっつけるしかありません。

おっつけるといってもおっつけ仕事とはわけが違います。

何度も手を入れおっつけていくのです。

このように、90度ではないトメの納めを大工さんは”バカドメ”と表現していました。

もう少し気の利いた呼び方があればいいのに。

原口