小学生のころは鉛筆が主流。
ロケットペンシルは許されたけど、シャープペンシルは少し不良っぽかった。
学校に持ってくること自体いけないことのような雰囲気があった。
でも小学校5年生の時にお絵かきの副賞でもらったのはシャープペンシルだった。
今はもう手元にないが、「2020Rocky」って印字されたシャーペン。
緑色だったなぁ、この記憶は鮮明。
振ると芯が出る画期的なやつ。振れ振れロッキー。
てことは高学年ではシャーペンは許されたのか・・・・?記憶があいまいだ。
中学生以降は鉛筆を削るという行為の非効率さをきらい、マークシートの試験以外は
ずっとシャーペン。
鉛筆なんてもう過去の遺物だとさえ思うようになった。
それが、この仕事はじめたら現場ではほとんどの人たちが鉛筆を使ってる。
内心、チェッ、まだエンピツかい、それは粋なのかい?・・・・。
なんて思ったこともあった、かもしれない。
それが...。
昨日シナベニヤという化粧合板にスミ出しをしたんです。ケガキ。

スミといっても書くのはシャープペン。

最近の「マイPEN」ブームは自分でオリジナルの組み合わせが可能なこのタイプ。

シャーペン+赤0.3mm+ブルーブラック0.3mm。
メーカーは違うけど0.28mmなんてのもお気に入りの一本。
細線タイプは持ちもいいし、手帳への記入とか細かい書き込みにすごく便利。
昨日のスミ出しもいつも持ち歩いてるこれで。
しかし、これスミ出しには少し具合悪いんです。

スミ出しはシャーペンのほか、メジャー持ったりモノサシ持ったりで
常にシャーペン持ってるわけではないのでどっかに置かなきゃならないんです。
持って、そして置いてまた持つ。けっこうなロスです。
こんなことがないようにそうです、耳です、耳に掛ければいいんです。
が、ここでさっきのシャーペン、掛かりが悪いんです。
ちょっと頭動かすとすぐ落ちちゃいます。
太さも形状も耳には合わないんです。
そこでやっと気づきました。
30年ほどの年月を経てやっとその鉛筆の具合の良さに気づいたんです。
あの鉛筆の六角形と太さは耳にフィットなんですねぇ。
削り方を工夫すれば1本で太線も極細線もかけます。
現場での作業効率考えればやっぱエンピツ。
エンピツ使いの皆様、大変申し訳ありませんでした。
エンピツはすごいです。
長いことないがしろにしてしまったエンピツ、
自らの身を削って人に仕えるその謙虚さ...。
改めてその奥深さ、機能形状について見つめ直したい。そう思う一日でした。
そうだ!
2020ROCKY、さっきヤフオクで緑色見つけましたどうしよっかなぁ~。
原口