花子と行く「でんけん」 32

今回はお隣の新潟県。

ですが、

フェリーに乗ります。

そう、今回のデンケンは海の向こうの佐渡島。

佐渡は金山で有名ですがそれと共に北前船でも栄えた島。

両方とも、その産業で町を形成できるレベルです。

では、佐渡のデンケンはどちらでしょう・・・

答えは

北前船で栄えた宿根木です。

型は港町”型”。

こんな平面の家があったり、

海っぽかったり

中庭の先に

石の蔵があったり

屋根に石が乗っている建物の率が高い町です。

町の通りは皆

細めで二輪車程度しか通れない広さです。

ほとんどの建物が総2階なので空に対しては少し閉鎖的な感じを受けますが、集落を抜ければ海と空が広がる。

狭い中にギュッと詰まった感じ。の町でした。

金山の町もこれまた魅力的なのでそれはまた別の機会に。

原口

 

 

花子と行く「デンケン」 31

うっかりアップしたと思っていてしていなかったデンケンがありました。

昨年の10月に福島県に行ったとき大内宿はご報告させていただきましたが、その後同じ福島県内のもう一つのデンケンに行ったのをそのままにしていました。

南会津町前沢の曲屋集落です。

山村集落”型”

集落内へ一般車両は入れません。入り口付近に駐車場が完備されています。

入村料を支払います。300円。

時間帯によっては開放している資料館に説明してくれるおじさんがいるので詳しくはお話を聞いていただければと思いますが、簡単に。

この突き出た建物の一番いいところに、農作業をしてくれる家畜を家族然として一緒に暮らすための家が集落をなしているのがここ前沢。

いまでもほとんどの建物に人が住んでいます。家畜たちとの同居はしていませんが。

みんな見事に曲がっています。

このつくりはココだけの特徴ではなく東北にはたくさんあります。

寒い地域では動物も家の中で一緒に暮らしていたんですねぇ。

あったかいですねー。

原口

花子と行く「デンケン」 30

たまたま通りかかりました。

いつもはお目当てのデンケンですが、今回はたまたまです。

お隣長野県の松本市へ行った帰り道、時間もあるし一般道で帰宅中、発見。

北国街道の宿場の一つ、海野宿。

花子とは再訪ですが、写真は初めて。

特徴はこれ

屋根の上に立派な屋根。本うだつ。

隣地との境界の壁としてある防火壁。袖うだつ。

それぞれ、そう呼ぶそうです。

あとはこの格子。

海野格子。

”型”は宿場・養蚕町”型”

宿場町だけかと思ったら養蚕も盛んだったようで。

袖うだつが甚だ目立ちます。

海野宿、近いです。

ぜひみなさんも誰かと行って「本うだつ」「袖うだつ」の違いを説明してひと株あげましょう。

原口

 

花子と行く「でんけん」 29

今回も、前回と同じ滋賀県。

以前花子とこの近くまで行ったことはあるんですが、その時はまだデンケンではなかった。

そんな古い町並みだけど新しいデンケン。

登録は平成28年7月25日。

彦根市川原町芹町地区、商家町”型”のデンケンです。

町並みは

こんな感じなんですが、中でも特に目立つ特徴が建物のこれ

この怒涛のタテ格子群。

とにかくあちこちにこの格子。

用途は何なんでしょうか。

防犯的には弱そうだし、格子と外壁のスペースもなんか中途半端だし。

一体何のためでしょうか、ご存知の方は是非お教えください。

原口

 

花子と行く「でんけん」 28

今回のデンケンは滋賀県。

東近江市五個荘金堂。読みは・ごかしょうきんどう・

ですが、最寄りの駅の表記は五箇荘駅です。

ではさっそく行ってみましょう。

まず、いつも気になる駐車場。

散策用の無料駐車場が完備。

滋賀県には飛び出す子供の看板があちこちにあります。

町には

とにかく

水路ばかり

しかも敷地の中に接続してる。

ネットで見つけた写真を拝借しました。↓

敷地の中はこんな感じになっているようです。

とにかく、水路が特徴的な近江商人の町。

ですが!

このデンケン、”型”なんだと思います?

今までこのブログでデンケンを勉強してきた皆さんはピンときたでしょう!?

が、

なんと、

農村集落”型”!

びっくりしたでしょ。

原口

 

花子と行く「でんけん」 27

今回のでんけんは心のふるさと福島県。

有名どころの大内宿。

ここはザ・観光地。

茅葺きの五箇山の流れと、パッと見で農村集落”型”か、と思いきや、”型”は宿場町”型”。

名前が大内宿なんだからそりゃそうですね。

宿場町だったんですね。

にしても、整然とした街並み、きれいだなぁと思っていましたところ、あるオッチャンいわく、少し前の管轄行政の首長が建物の位置を揃えたりして観光地化させようとした結果とのこと。

え~そんなのでんけんじゃないじゃんかー、とか思いましたが建物自体は維持保存しているようなので、立派なでんけんです。

ま、その情報の信憑性は不明だし、これだけのものを人が生活を営みながら維持保存してるんだからそれだけですごいですよねー。

原口

花子と行く 「でんけん」 26

今回のでんけんは初めての三重県。

三重県では唯一のでんけん。いまのところ。

関宿

東海道五十三次でおなじみの東海道47番目の宿場。

”型”は、もうみなさんもなんとなくわかってきてらっしゃると思いますが、

宿場町”型”、です。

東海道の両脇にでんけんが建ち並ぶイッポンドースタイルのでんけんです。

ナビに依頼したら最初に着いたのは宿場の東側駐車場。

象徴的な鳥居のすぐ隣にひっそりとある駐車場。

でんけん看板も見つけてさっそく散策です。

かなり落ち着いた雰囲気だったので、散策にはあまり時間かからないだろうと思っていました。

この時は・・・。

さっそく東追分、東側(江戸側)からアプローチ

休日の夕方にしては人気も少なく、あまり観光地化されてないでんけんぶりでした。

が、いかんせん、いくら進んでも先が見えないというか、この雰囲気がどこまでも続いていく。

もうすでに1キロ弱は来ています。

建物の特徴は平屋が連続してくっついて建っています。

道の勾配に応じてなのか世帯ごとに屋根の高さが異なります。

そしてこれ、

この各家ごとに形状の異なるキリ除け(庇)。

この地域、霧状の雨が多かったのでしょうか、オリジナル霧除け街を行くと相当数見かけます。

個性的な意匠の建物もたくさんあります。

1キロ超えたあたりでしょうか、花子散策拒否です。

仕方なく抱っこ。

15キログラム超を。

このあたりまで来るとお店や観光施設なんかが出てきて人もチラホラ見かけるようになります。

で、とうとう西追分、西側(京都側)の入口!

と言っても最後の数百メートルは車の上から見させていただきましたが...。

全長およそ1.8キロ!

ほとんど絶えることなくでんけんが建ち並ぶ見事な宿場でした。

とにかく長い。

お越しの際は時間に余裕をもってお出かけください。

原口

花子と行く「でんけん」 25

花子とでんけん、25件目の今回は愛知県豊田市足助。

・アスケ・です。

型は商家町”型”。比較的新しい平成23年の登録。

一本の街道の両脇というよりも四方に広がる街並み。

周辺は緑に囲まれた山間部。

すぐ近くに香嵐渓(こうらんけい)という紅葉の名所もある。

11月ごろが見ごろとのこと→HP

南の海から長野県に塩を運ぶ街道にあるので栄えた町。

路地も

建物もザ・でんけんって感じ。

 

伝統的建造物に登録された建物には豊田市教育委員会発行のラベルが貼ってある。

こちらは本屋さん。

あ、デンケンに行って、あれば必ず入るのが本屋。

今回もこちらでこれ買いました。

建築知識10月号 特集:犬のための家づくり 

じゃなくて、(これも買ったけど)

足助物語 (右のは伝建餅on常滑焼)

なんとこの本の著者はこの本屋さんの店主。

足助に関する貴重なお話も聞けました。

さっきの建築知識の奥に写ってるのが店内の様子で、足助でも貴重な建物のひとつ。

お気づきかもしれませんが、先週のネタ、常滑と同じ日に行ってきました。

車で1時間かからなかった気がします。

どちらかへお出かけの際はぜひ。

原口

花子と行く「でんけん」 24

続いて五箇山2件目。

南砺市菅沼、同じく山村集落”型”。

面積は相倉18ヘクタールに対し4.4ヘクタールと約1/4。

コンパクトにまとまっていて散策にもさほど時間はかからない。

が、

上の国道からの眺めを見るためにはタテ移動が必要。

かなり高低差がある。

でも、心配ご無用、エレベーター完備。

ひと目で見渡せるでんけん。

稲と合掌。

両集落とも駐車場完備、1回あたり500円程度。

共に係の人が丁寧に指示してくれるので停めやすい。

原口

 

花子と行く「でんけん」 23

引き続き富山県の伝統的建造物群保存地区、3番目。

今回は観光地として名高い合掌集落の五箇山。

その五箇山には2つのでんけんがあります。

まず今回は富山市から向かうと手前側にある相倉から。

南砺市相倉(あいのくら)”型”は山村集落”型”。

観光地などと書きましたが、それぞれの建物には人が生活されているので集落に入るのはAM8:30以降が望ましい。

集落全体は1時間ほどあればぐるりと散策できる。

資料館などで見学するならプラス30分から60分。

合掌の造りも中に入って直接目で見て触れることができるし

たまたま、地元の家族(?)の団らんの様子にも触れることができました。

原始合掌と呼ばれる合掌だけの建物

規模の大きな建物。

散策で魅力的な高低差、坂道もあります。

う~ん、見とれちゃう…。

そうだ!

美しい町並みに見とれていたら

花子!危うく地元の人(?)に誘拐されそうになってましたー。

 

 

ま、うそですけど。

原口